化学系が転職にむけて取得すべき「本当の資格」とは?

ツクダン
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こんにちは、ツクダンです!

この記事は、化学メーカー技術職のあなたに向けて書かれています。

『頭の片隅に「転職」の文字はあるが、実績らしい実績がない。』

『少しでも有利になるよう、出来るだけ多く資格を取得しておこう。

そう考えて化学関連の資格をたくさん取るのはやめてください。

同じ考えの人はたくさんいるので、まったく有利になりません。

いま化学系の転職を有利にするのは、データサイエンス関連の資格

とくに今より格上の会社に入ろうと思うなら、それ一択だと言えるでしょう。

  • なぜデータ分析関連の資格が有利なのか?
  • 具体的にどの資格を指すのか?

この記事では、この二つの点について説明していきます。

 

転職は即戦力を求めている

「同じような人がたくさんいる」ということ以外にもう一つ、化学系の資格が役に立たない大きな理由があります。

それは技術職において「資格は即戦力の証にならない」という事実

転職は基本的に「即戦力」を求められていることを、肝に銘じないといけません。

求められているのは、転職先の専門分野に関する知識・実績なのです。

この大きすぎる壁をどうしたら超えられるでしょう?

 

 

化学業界の課題はデータ活用人材の不足

その一つの解が、データ活用のスキルを身に着けることだと言えます。

近年、化学業界の課題の一つに「デジタル人材の不足」があげられることが多いですよね。

>> 化学産業の現状と課題 (経済産業省)

 

このデジタル人材が具体的に何を指しているのかというと、人工知能(AI)やマテリアルズ・インフォマティクス(MI)を活用できる人材のことです。

そしてMIとは、データ活用のスキルを材料分野で応用したものなのです。

つまり化学業界で今求められているのは、「データ活用スキル」と「化学の専門知識」をあわせもった人材ということです。

ただこの「データ活用スキル」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?

 

 

データ活用スキル = 簡単なPython + 統計学

ここで言うデータ活用スキルとは、そのままデータサイエンスのスキルのことです。

データサイエンスと聞くと『高度なプログラミング技術が必要なんでしょ?』と考える方もいますが、意外とそんなことは無い。

自分の仕事に生かすことが目標なら、プログラミング技術なんてほとんど必要ありません。

具体的には、Python言語の超基礎的な文法と基本的なPythonライブラリのうち、よく使う部分だけ覚えればOK

加えて、集めたデータの分析をきちんと行うために、基本的な統計学の理解が求められることだけ覚えておきましょう。

 

 

化学系のためのデータサイエンス資格 3選

では実際にデータサイエンス関連の資格にはどのようなモノがあるのか?

ここでは、化学系が初めに目標とすべきを3つの資格、を紹介します。

 

Python3エンジニア認定データ分析試験

Python3エンジニア認定データ分析試験は、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験。

取得すれば「データ分析に必要なPython基礎」を身に着けた証になります。

Python学習のモチベーション維持のための目標にするのもいいですね。

 

統計検定

統計検定は、統計学に関する知識・応用力を評価する資格試験です。

検定には一級~四級の5つのレベルが存在し、準一級がデータサイエンス基礎レベルだと言われています。

といっても結構難しいので、統計学を学んだことが無い人は2級から勉強することをオススメします。

 

G検定・E資格

G検定・E資格は、AI技術に関する知識・技術を評価する試験です。

G検定ではAIを活用するスキルを、E検定ではAIを開発するためのスキルを証明する資格が得られます。

AIは機械学習・深層学習を用いて構築するのですが、この資格を取得すればそれらの知識を網羅できます。

 

 

資格より経験が重要

資格を持っていても、実際のデータ分析が出来なければただの頭でっかち。

実際に企業の採用でも、もっとも深堀されるのは「どのようなデータ分析経験があるか?」です。

ここではデータ分析の実務を積むための二つの方法を紹介します。

 

仕事にデータ分析を組み込む

可能なら、今の業務にデータ分析の過程を組み込むのが一番良いでしょう。

あるいはデータ分析がありそうな仕事に率先して手を挙げるのもいいと思います。

 

kaggle(分析コンペ)に参加する

業務の中でデータ分析に触れることが不可能であるなら、「Kaggle(カグル)」というデータ分析コンペに参加しましょう。

Kaggleでは、一般の企業が提供する「賞金付きのデータ分析課題」に挑戦できます。

上位に入賞するとメダルがもらえ、メダルの数に応じてExpert, Master, Grand masterなどの称号与えられます。

その辺の資格をとるより、KaggleのMasterになるほうが実績的に有利です。

 

 

転職のために化学系が取るべき資格まとめ

ツクダン
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最後まで読んでいただきありがとうございます!

今回は化学系のあなたに向けて「転職を有利にしたいなら、化学系の資格を取るな!」という話をしてきました。

現在、化学業界で求められているのはAI・MIを活用できる人材。

AI・MIとはデータサイエンスのスキルを材料分野に生かすことでした。

そしてこの記事では以下の三つのことをまとめました。

  1. データ分析に必要なスキル
  2. 化学系が取るべきデータサイエンス関連資格
  3. データ分析の実務を積む方法

 

最初に必要となるのはPythonの基礎を身に着けること

今は高品質のオンラインスクールに通うのに、ほとんどお金もかかりませんし、合わなければすぐやめられます。

オンラインスクール以外にも、安価で高品質に学べる方法はいくらでもあります。

 

現状を変えたいと思っているなら、いますぐ行動しましょう

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ツクダン
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