1ヶ月弱の勉強期間で統計検定2級に合格できたので、その勉強法を紹介していこうと思います。

85点は取れるかな?なんて思ってましたが、なんとも言えない点数になってしまいました(笑)
ただ時間面・金銭面の両方において最も少ないコストで合格できたと思います。
お金を払うのは、受験料(¥7000)と公式問題集だけ。
これから統計検定二級を受けようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
バックグラウンド
まずは僕のバックグラウンド・確保した勉強時間などを列挙していきます。
統計学の知識
統計学の前提知識はほとんどなし。
7月の頭にこちらを読んだのが、統計学デビュー。
バックグラウンド
工学系の院卒なので、微積・線形代数は履修済み(ただ二級には全く必要ない)。
高校数学は得意でも苦手でもない。基礎的な部分はそこそこ固めてある感じ。
pythonを使ったデータサイエンス・機械学習の知識は少しある。
一日の勉強時間
平均すると一日3,4時間くらいは勉強したと思います。
前提知識なし、かつ短期間で合格したい場合はそれなりに勉強時間は確保する必要があると思います。
1週目:とけたろうチャンネル・ブログ

まずは7,8日で統計検定2級の知識の全体像を一気に把握しました。
その際に使用したのが、「とけたろう」さんが運営しているYouTubeチャンネルとブログ。
「移動中はスマホでYouTube、カフェなどでは復習もかねてブログで深堀り」という使い方をしていました。
合格に必要な内容が過不足なくまとめられているので、短期間で全体像を抑えることができましたね。
高校数学に自信がない人に特にオススメのサイトです。
2~3週目:過去問+その範囲の復習
全体像が何となく理解できたら、すぐに過去問を解きました。
試験でどのような知識運用が求められるかを、把握するためですね。
「あー、この公式はこんな風に使うのね。」
「ここは意味だけ理解しておけば、問題ないな。」
みたいなことを一つ一つ丁寧に確認していきました。
進め方は
過去問 → 出てきたところを復習 → 次の過去問 → 出てきたところを復習
のようにしていました。
ただ知識が全く定着していないので、最初の2,3回分は5割くらいしか解けませんでした。
また試験時間は90分で結構厳しいのですが、この段階では完全に無視していました。
4週目:スピード重視で過去問2周目
最後に制限時間を設けて、過去問の解きなおしをしていきました。
統計検定2級は基本的に時間と勝負なので、確実に合格したいならこの段階が非常に重要になります。
抑えるべきポイントは次の二つになる気がします。
- 推定・検定のパターンを分類しておく
- 無理そうな問題は一旦飛ばして後回し
推定・検定のパターン分類
次の三つのことは、条件から一瞬で判断できるようにしておきましょう。
- 何を推定・検定させようとしているのか
- 検定量はどんな式になるか
- その検定量はどの確率分布に従うか
要するに
「母比率の検定なので、標本サイズn→∞の時は近似的に検定量はこれになり、それは標準正規分布に従う」
みたいなことはあらかじめ整理しておいてください。
無理そうな問題は飛ばす
30秒考えても解き方が思い浮かばない問題は、一旦飛ばしてしまいましょう。
基礎的な事項を問う2級の問題の中にも、毎回2,3問は難しめの問題がある印象です。
ただ統計検定2級は60/100とれば合格なので、「余裕をもって解ける問題」だけでも受かります。
むしろ簡単な問題を手を着けずにタイムオーバーになるほうが、大きな失点になりかねません。
補強に使える教材
過去問を解いていると、「とけたろうブログ」にはカバーされていない知識問題が出題されていることがあります。
あるいは、なんとなく解説がしっくりこないこともあるでしょう。
そんな時に最適な、2つの補助教材を紹介しておきます。
統計学の時間|統計学WEB

知識の補強には、統計WEBの「統計学の時間」が最強です。
とけたろうブログに比べれば、解説は堅め(というか厳密)です。
しかし統計検定2級の範囲のすべての知識がカバーされているため、ここで調べれば何でも出てきます。
このサイトだけで優秀成績賞を取った人もいるみたいですね。
推定・検定入門|ヨビノリたくみ
統計学が直感的にしっくりこないなーという人は、YouTubeチャンネル予備校のノリで学ぶ「大学の物理・数学」の、推定・検定入門の講義がおすすめ。
面白い?ギャグを織り込みながら進行するテンポの良い講義で、死ぬほどわかりやすく確率統計の入門をを解説してくれています。
理系大学生の界隈では有名なチャンネルですが、それ以外の方にはあまり知られていいない気がするので紹介。
統計検定2級の勉強方法まとめ
今回は最低コストで統計検定2級に合格した勉強方法を紹介しました。
大事なのは、基本パターンをしっかり覚えて、素早く回答できるようにすること。
そのためにできるだけたくさんの過去問に取り組むようにしてください。