【Windows】GCE VMインスタンスをローカルマシンで操作する

本格的にKaggleに挑戦することになったので、その中で発生した問題の解決策を共有。

この記事では「Google Cloud上での仮想マシンを、ローカルなWindowsで使用する手順」を説明していきます。

具体的には以下の6ステップ。

  1. Googleアカウント作成
  2. Google Cloud Platformに登録
  3. Google Compute Engine (GCE) でインスタンスを立ち上げる
  4. Ubuntuをインストール
  5. SSHキーを用いて、仮想マシンにログイン

 

今回の内容は次の動画で解説されていた環境構築を、Windowsユーザー向けに補足したもの。

もし分かりにくい部分があれば、動画を確認してみてください。

動画内で「ここは説明が足りないなー」と僕が感じた部分に関しては、補足説明と補足記事を貼っておきます。

 

 

Googleアカウントを作成する

まずはGoogleアカウントが無いと始まりません。

以下のサイトでアカウントを作成してください。

>> Googleアカウント作成

既にGoogleアカウントを持っている方は、次に進んでください。

 

Google Cloud Platform(GCP)に登録する

続いてGoogle Cloud Platformにアカウント登録しましょう。

ここで先ほど作成したGoogleアカウントを使用します。

上の動画を参考にすれば大体は問題ないのですが、動画が少し古いので、今のGCPと仕様が異なるところもあります。

迷ってしまうようなら、以下のサイトを参考にするといいでしょう。

>> GCP(Google Cloud Platform)のアカウントを作成してみた

 

Google Compute Engine(GCE)でインスタンスを立ち上げる

続いてGCP上のCompute Engineから、VMインスタンス(仮想マシン)を作成してください。

これも最初に紹介した動画を見れば、基本的には問題ありません。

12:00くらいから見てみてください。

もし分かりにくい時は、以下の記事が参考になります。

>> 【GCP入門編・第3回】難しくない! Google Compute Engine (GCE) でのインスタンス起動方法!

ちなみに動画内ではSSHキーを自分で作成しているのですが、現在は自動作成されるようになっていました。

 

Ubuntuをインストール

※追記(2022年6月1日)
参考動画と同じ環境にするためにUbuntuの説明をしましたが、本来はPowerShellで十分だということに気が付きました。

PowerShellはWindowsにデフォルト入っているので、この項目は流してもOKです。

 

Ubuntuインストールのはとっても簡単。

WSL2(Windows Subsystem for Linux 2)をインストールするだけで、Ubuntuも勝手にインストールされます。

以下の記事を参考にすれば余裕です。

チグサウェブ

Widows上でLinuxが使えるWSL2をインストールしてみました。WindowsでLinuxコマンドが使えますし、開…

 

これ以降はOSとしてUbuntuを使っていきましょう。

 

 

SSHキーを用いて仮想マシンにログイン

最期にSSHキーを用いて、ローカルマシンから仮想マシンにログインしましょう。

このステップは次の記事を参考にしました。

>>  Google Compute Engine (GCE) でのインスタンス起動方法

具体的には次の2ステップです。

  1. gcloud のインストールと設定
  2. gcloud computeコマンドを入力してインスタンス接続

 

gcloudのインストールと設定

まずは gcloud のインストールと設定を行います。

そのためにまず、Cloud SDK のサイトからCloud SDK をダウンロード。

ガイドに従ってインストール処理を行います。(結構だるい。)

インストールが完了したら、Ubuntu(あるいはPowerShell)を開いて次のコマンドを入力してください。

gcloud init

もしくはこちら。

gcloud init --console-only

僕の場合、gcloud init実行したときにブラウザの認証がうまくいきませんでした。

詳しくはこちらを参照。

後は以下の手順に従って、画面を操作してください。

create a new configurationを選択

configuration nameの入力(なんでもいい)

googleアカウント認証

プロジェクト選択(インスタンスを作成したProject)

デフォルトゾーン選択(インスタンスと同じでOK)

これで完了です。

 

gcloud computeコマンドを入力してインスタンス接続

続いてgcloud computeコマンドを入力して、ローカルマシンとインスタンスを接続していきます。

といってもここはコピペするだけ。

GCP ⇒ Compute Engine ⇒ VMインスタンスと進み、SSHの右にあるプルダウンから「gcloudコマンドを表示」を選択してください。

 

すると次のような画面が表示されるので、コマンド全体をそのままコピーしてください。

そのままUbuntuにペーストして実行すれば完了です。

 

以上です。

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